母の癌手術も無事終わり、来週には元気よく退院できる様になりました。
ドクター曰く「今まで数多くの手術をしてきたが、手術室に入る前の患者で俺の母親ほど穏やかな表情している患者に会ったことがないとのこと」。普通なら恐怖や心配で何も言えない患者がほとんどなのに、手術をする前にドクターと看護婦さんたちに「よろしくお願いします」と笑顔で言ったそうです。
お陰で手術でも体が膠着することもなく、出血も少なく、予想のほか順調にでき、明るく楽しく(?)手術が完了。
手術後も毎日毎日多くの人たちがお見舞いに来て、他の患者さんたちに羨ましがれるほど。
リハビリでも笑顔を絶やすことなく、男性患者が大声を出したり、看護婦さんに無理難題を言うのをたしなめたりしているそうで、病室の雰囲気が変わったとまで言われました。
母は、歴代の首相や母が好きな落語家の桂文珍と俺が一緒に撮影した写真などを家に飾ったりしていますが、先日母の部屋から俺が30年前に送った誕生日記念のカードを見つけました。
それは、SINGAPOREで会社を設立し、一国一城の主となった証として、「社長」と記載された会社の名刺の裏に誕生日のメッセージを書いた物です。変色していましたが、とても大切に保管してありました。
俺の夢の実現のスタートを祝いながら、無事健康で過ごせるように母が日本から祈っていたことがよく分かり、涙が止まりませんでした。
