2010年5月アーカイブ

ご無沙汰しておりました

長らくブログを更新できなくて、お叱りのメールや「事故や体調不良ですか?」との質問までいただきました。
 更新をしていなかったのは、更新する意欲が全く無くなってしまったからです。
 今まで経験した事の無い、一種の欝状態が1カ月間以上も続きました。

 原因は、つい最近までピンピンと元気に一人暮らしをしていた84歳になる母親の病気です。
 4月始めに体が浮腫(むく)み、足が腫れた状態が続いて、「胸が痛い」と言うので、近所に住む妹が病院まで連れて行きました。心臓に不整脈が出ており、即ペースーメーカーを付けるようにと医者に薦められ、直ちに埋め込み手術を行いました。

 母親は、37年前に腎臓結核で片方の腎臓を摘出手術(もう少し手術が遅れていたら死んでいました)していますが、それ以来、健康で病気もせずに元気に暮らしていましたので、晴天の霹靂状態でした。
 
 定期健康診断も特にしていなかったようなので、この際に全身の健康診断検査をするように、姉と妹に指示を出したところ、3日後に姉が涙声で電話を掛けてきました。

 涙声を聞く前に、電話を受信した時から既に不吉な予感がしました。
 「大腸に大きなポリープが数カ所発見された」というのが精一杯の姉でした。

 今年2月に京都の実家で会った時、元気だった母親は、俺に酒の飲み過ぎないように、ストレスをためないように、といつものように注意していましたが、自分の体調変化には心配を掛けないように元気な振りをしていただけだったのか?

 姉との無言の会話が続きましたが、さらに精密検査をしてもううように指示することしかできませんでした。

 ペースーメーカーを埋め込む手術をした後、すぐに癌の疑いがあるから精密検査をするということは、母親の体に大きな負担を掛けることになるので 姉と妹は反対し もし精密検査を受けさせるなら、そのことを承諾させるのは、長男の俺の役目だと言われました。

 過去57年間、何度も深い谷底状態に落ち込む時はあっても 必ず這い上がって来た俺が、食欲もなく、ほとんどの欲もなくなり、欝状態を初めて経験しました。

 SINGAPOREに生活して33年、米国との生活も入れると35年間も京都、母親から離れて、俺の欲望の実現のため、親不孝して来たと思うと何も考えられなくなりました。
(続く)