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先日、親戚の乳児を3日間ほど預かり
21年前の愛娘以来感動に浸りました。
この親戚の乳児は、母親が子供を出産後即離婚したため、
男性に抱かれ事はなかったので 最初は俺を見て戸惑っていました。
そうこうする内に興味が湧いてきたのか段々と寄り付いてきました。
抱き上げ、あやしたりしている内に馴染んできて、
俺が少しでも他の場所に移ろうとしたら這い這いし、追いかけて来るまでに成りました。
5人の子供を育てたのは伊達でなく、
抱き上げたり、タカタカしたりしていると腕にすんなりと吸い込まれて来ました。
その乳児の笑い顔と真っ白くて穢れのない目、プヨプヨの手足、
きめ細かくて滑らかな体を抱き締めているだけで幸福感を感じました。
まだ立ち上がって一人では歩けない8ヶ月程度の乳児なので
転んでは起き上がり、転んでは立ち上がりと何回も何回も挑戦し続け、
俺がヒヤヒヤするほど自らの力で立ち上がろうとする本能に感動しました。
更には、俺が二階に上がり離れていると階段を一人で登り始めました。
フロアーは、大理石で出来ているので万一転べば大事故に繋がりますが、
そんな事も一切気にせず這い這いしか出来ない乳児が階段を4段まで登りました。
あわてて駆け下り抱き締めましたが、冷や汗がどっと出ました。
大人には、今までの怪我や嫌な経験など、
体験した事が、びっしりと脳裏に刻み込まれています。
でも、乳児には、転げ落ちたらどうしようとか?
恐怖心、びびる、竦む、等のネガティブな感情、心は全くありません。
転んでも転んでも立ち上がり前に向かって一歩一歩確実に進み、
痣が出来ようが、擦り傷や火傷をしようが……不安な気持ちは全くなく
失敗しても挫折しても挫けても、他人がどうであれ、
自分の好きな事、本能、野生、欲望に導かれるまま自然に行動し、
泣いても泣いても乳児たちは満面の笑顔を見せます。
そんな赤ん坊を見つめながら、
俺は何時頃から乳児の本能、才能を忘れてしまっているのか?
自答する日々でした。