今まで海外引越とメディア関連の会社のみ会社運営をしていると
皆さんは、思われますが実は、色々なビジネスを手がけて来ました。
残ったのが、海外引越と不動産仲介、出版、放送関連のメディアと
言った方が正解です。
まず最初に手がけたのが、メーリングサービス業です。
80年代の初期には、フリーペーパーの存在は無く、
日本から来る大手新聞配送会社に頼み折込広告を頼むか、
もしくは自社で広告を作り、自社でダイレクトメイルするのが
広告宣伝の方法でした。
日本人会では、会報誌を会員に送付する為の機械を使っていましたが、
新しい機械を購入する為、古い機械を売りに出していました。
それを早速購入し、名簿を新しく整理して海外引越の
ダイレクトセールスメール広告宣伝用として使いました。
他の業者さんから、『できれば我々のメールに一緒に同封して欲しい』
との要望が多くなり、ビジネスとして立ち上げました。
しかし日本人宅の強盗事件が多くなり、日本人会の名簿も流用
出来なくなり、このビジネスはポシャリましたが、
今の出版ビジネスのアイディアの基礎となりました。
その後、日本から色々な健康食品を直接メーカーから仕入れ、
当地で販売しました。『薬九層倍』と言われ原価が異常に安く、
利益率が大変に高い商売であるという事、これからは健康産業が
流行ると言う直感から、このビジネスに参入しました。
深海鮫のスクワレン、緑藻スプリナ(スピルリナ)、ビタミン各種を
多く買い付けましたが、思った以上に売れなく引越のお客様に
サンプルとして差し上げるしか出来ませんでした。
ただ単に商社的に動き、物を右から左に動かしても上手く行かないので
次に考えたのが自社で開発した商品の販売です。
つまりメーカーになる、という事です。
丁度80年代中ごろからコンピュターが当地でも多く利用され始め、
長期間に画面を見続けると肩こり、首の痛み、目の疲労等、色々な
病状が問題になってきていました。
画面から出てくる電磁波やフラッキング現象、解像度、反射光などが
大きな原因なのでそれを防ぐ方法を考えました。
NASAで開発されたロケットの窓にコーティングする技術を利用し、
一定の可視光線しか通さないプラスチックの板にコーテングして
『アイプロ』と言う名称で特許、実用新案の申請もしました。
コンピュータオペレーターからは、本当に感謝されましたが、
SINGAPORE政府から広告記事の内容についてクレームが
付きました。広告宣伝に、『アイプロ』を使用することで肩こり、
頭痛、目の痛みを和らげる、防げると書いた事で『アイプロ』は
医療商品であると言われ、販売方法に規制が掛かりました。
当時は、国を挙げてコンピュータ化を推進している時期なのに
画面を見すぎると流産までしてしまうと言う外国の記事を紹介したのが
大きな原因だったと思いました。
同時にコンピュータメーカーが、この問題に着手し
画面の解像度を上げたり、反射しない様にしたりとして
目に優しい商品を新規に開発してしまいましたので
途端に『アイプロ』は売れなくなり、在庫の山となりました。
夢にまで見たメーカーから脱却し、目の下にクマだけが残りました。