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約束手形と小切手

会社を設立してから金の無い話ばかりですが、銀行からも融資を
受けられず(何も担保が無いので当たり前だけど。。。)ビジネスは
順調に売り上げを伸ばしていきましたが、どうしても運転資金が
ショートしてしまいました。

日本の様に約束手形があれば、手形を切れば、当面の運転資金は
確保され、又、約束手形を貰えばそれを街金融に持ち込めば
割り引いて即、現金化出来ます。
SINGAPOREには、この約束手形が無いので 仕方なく知恵を絞り、
当地版の約束手形を考え付きました。

例えば、今月末に支払わなければならない業者に、
銀行小切手の日付けを2週間ほど先延ばした物を手渡していました。
今は現金が無いので支払えないが来月の中旬までには集金した
金が入るので。。。
この“約束小切手”で2週間程度の資金繰りが出来ました。

また、その2週間後にもし現金が無い時は、小切手が不渡りになる
ので業者に頼んで銀行に持ち込むのを2日程度遅らしてもらったり
していました。
それでもどうしようもなく手持ち現金が無く、支払わなければならない
非常事態の時は、またまた知恵を絞り、わざわざ英語のスペルを
間違えたり読みにくくしたり、日付けを間違ったりして銀行が
受付けしない様にしていました。
(小切手は、支払い先名、金額の数値と英語で金額を書き、
日付けを入れ、サインするので。。。)
スペルの間違いを指摘されたら『ゴメン、英語が弱くて。。。』と
頭を掻き掻きして謝っていました。

それもこれも運転資金が無かった為の知恵ですが、
もし約束手形が、当地にあったらもっと楽に会社経営出来た、と
その当時は思っていました。
しかし今から考えると約束手形が無かったらこそ、現金のみを頼り、
キャッシュ・フロー(当時はこんな言葉は無かったが)を考え、
会社を経営して来ました。

それ故、27年間もビジネスを続けて来られた、と思うこの頃です。

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2007年03月12日 15:18に投稿されたエントリーのページです。

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