小学生の頃、アルバイトで京都新聞を配達していました。
朝5時前に起き、愛車の自転車で販売店に行き、
1時間半ぐらい掛かって配達します。
週末になると商店街や不動産などの折込み広告が入ってきます。
この折込チラシを新聞の内に入れ、配達すると別途お金を貰えるので
張り切って前夜に販売店に行き、色々なチラシを一纏めにして置き、
明日の朝、新聞が到着したら、直ちに新聞の内に入れて行きます。
それ以外の収入は、拡販(朝日、読売、毎日新聞などを取っている
家庭に行き、京都新聞に変えて貰う営業)です。
この仕事は、競争が厳しく、3ヵ月契約すれば1ヵ月無料とかタオル、
洗剤をプレゼントとかあの手、この手で契約を取り合います。
スポーツ新聞も一緒に配達していましたが、デイリースポーツ新聞は、
そんな専門員を置いていませんのでプロ野球がシーズンを
終えると皆、翌春の開幕戦まで新聞を取りません。
そこで毎年春秋にキャンペーンして契約解除を防いだり新規読者を
増やしたりします。
そのキャンペーンの賞品が豪華で皆は、契約のトップ争いします。
私も賞品のペリカンの万年筆が、どうしても欲しかったので
頑張りました。結果は、なんと京都でNo.1! 万年筆どころか
1泊2日の天野橋立と温泉旅行に招待されました。
旅館に着くと綺麗な芸者さんが沢山いましたが、
小学6年生の私には関係ありません。酒も飲めず料理ばかり
食べていたいました。
舞台に呼ばれ責任者からNo.1として紹介を受けました。
『小学6年生に負ける大人の君達は。。。。』とも仰っていました。
温泉の有難味も解りませんでしたが、新聞配達を休める事だけが
嬉しかった。
京都で一番になれた理由は、
まず近くの工事現場に行き、そこで責任者と思われる人に
スポーツ新聞を取って下さいと頼みます。
すると『何故子供がそんなことをするのか?』必ず聞かれます。
すかさず『ペリカンの万年筆がどうしても欲しいので頑張っています!』結果は、即、契約です。
その後、その責任者が色々な現場にも声をかけてくれて
あっと言う間にNo.1!。
きっとこの工事現場の責任者の人も私と同じ様な子供を
故郷において来て親身になって応援してくれたと思います。
此れで営業と何か?どうしたら大口契約を取れるか?を体で覚え、
欲しいと思った物は、欲しいと思い続け努力すれば必ず何時か
自分の手に入る事も経験しました。
どうしても欲しかった天体望遠鏡は、反射型を買いましたが、
2,3回覗いただけでした。毎夜、月や星座が輝く始める頃には、
もう眠くて眠くて布団にもぐり込む日々でした。毎朝、5時前には
起きていましたので・・・。