第二波は、雇用していた日本人社員の造反でした。
その当時4人の日本人社員を抱え海引越業界NO.1の売り上げと利益を上げていましたが、雇用した日本人は、どこかにすねに傷があったり、学歴が低かったり、日本で馴染まない様な人間ばかりでした。
オレも工業高校しか卒業していないので大卒や建前だけのエリート人間には、違和感があり、頑張って働いてそんな人間を見返せ!とハッパをかけていました。水滸伝に出て来る晁蓋(ちょうがい)
(梁山泊の初代首領)気取りでした。
しかし余りにも社長と社員の給料や待遇が違うので、その当時は
不平不満が噴火する前の火山の様でした。「何の経験も無いのに高い
賃金が払えるか?この会社は、海外で働く為の色々なノウハウを教え
るビジネススクールや!給料どころか授業料を貰いたいぐらいだ。。。
おまえらを雇えるのはオレの会社だけだ!」
そんな状況の中、一人の社員が、奥さんが貯めていた子供の教育費を
すくね単車を買い、その上さらに借金をしていました。それが発覚した
時点で有無も言わさずその社員の首を切りました。
余りにも強引と思ったのか、また前述の第一波の後遺症で会社倒産す
る可能性も高い、次は自分か?と不安に駆られ、三人の社員が、同時
に辞めました。
これで一人の日本人社員も居ない孤立状態になりました。
更にこの時に辞めた元社員が独立し競争会社になったのです。相手
は、此方の手の内を確りと学んでいて毎日厳しいトレーニングをし競争
会社を設立出来る位の戦士ですから正しく飼い犬に手を噛まれ状態で
大苦戦の毎日でした。しかしこれもオレが招いた問題で他人をどうこう
言う前に、退社した人間が、『あの時あと一踏ん張りしていたら、退社せ
ずに居たらもっと楽しい事があったのに・・・。悔やむな・・・』と言わせし
める様に、と心に誓いました。また競争会社が出て来たら、その会社以
上に知恵を絞り、長時間働き、自分を更に切磋琢磨すれば良いとも思
いました。
辞めた三人の内、一人は音信不通、もう一人も会社潰して方向転換
し、残る一人は、今、再度入社して働いて居ます。
昔の様に厳しく???
その出戻って来た元社員と時々昔話をしますが、どうやってもオレとビ
ジネスや喧嘩しても負けるが、オレが妻に敵わない理由が不可解?と
今でも言っています。