俺のコレクション
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FM放送の番組内で、ゲストに「趣味は何ですか?」とよく聞きますが、先日ゲストから「森さんの趣味は何ですか?」と反対に聞かれました。
即座にスポーツ全般、特にゴルフと言い、それ以外にアンチエイジング(これは趣味にならないか~)もと言いましたし、更にコレクションとも言いました。
SINGAPOREで始めたコレクションはアンティークの家具類で、引越ビジネスの延長から始まりました。
色々な外国人のお宅に行き、海外引越の見積もりをしていると、親子代々に引き継がれた家具を持ち運んでいる駐在員を多く見かけました。
歴史を感じる装飾のされたキャビネットや大きなダイニングテーブル、使いこなされた猫足の椅子など、普通の日本人宅では見られない、素晴らしい家具類でした。
ビジネスの一環で梱包したりしている内に、どの様な素材で作られたのか、昔の職人が、どんな工夫をして製作したかを調べていくうちに、どんどんとのめり込みました。
特に当地でしか手に入らないノニャ(土着のマレー男性と結婚した中国本土から渡航した中国人との混血文化)関係の家具を多く集めました。
ガラスの代わりに大理石を使ったテーブル類、当地の気候にあったお尻があたる所をメッシュにした椅子、昼寝の出来るソファー、キャビネット、洋服ダンス、大鏡、姿見など家が古い家具で一杯になりました。
更にコレクションに拍車が掛かったのは、取引のあった美術品を欧米に輸出していた骨董品店が、輸出梱包代を6カ月も未払いにしたため裁判に訴えた時です。
過去に訴えられた経験があるので、どうすれば勝訴できるかは沢山の知識があります。そこで即、骨董品店の美術品を差し押さえをしました。
未払い金は戻らなくても、商品さえ差し押さえれば俺の物で、最終的に裁判所がオークションを認定し、俺が格安で競り落としました。
競り落とした内で、良い家具類は今でも使用していますが、SINGAPOREの裁判所が差し押さえシールが残っています。
シールを剥さないのは、取引先が長い間残金を支払わずに回収出来ない事は、相手が悪いのではなく、完璧に仕事をこなさなかった俺が悪い、代金回収を怠った俺が悪い、取引先の経営状態を掌握しなかった俺が悪いと、自分を戒めるためにいまだに裁判所の差し押さえシールを貼ったままにしています。





